ゼットエーボールパーク 市原臨海球場

球場正面

上総国の中心部、現在の市原市の臨海部の市原緑地公園の一施設です。
隣には過去ジェフの本拠地球場だった市原緑地運動公園臨海競技場が有り、
そちらでなじみの有る球場かと思います。
1999年に大幅に手入れが行われ、高校野球で使われる非メイン球場では珍しい人工芝球場です

(2013年4月から三年間、ゼットエーが命名権を取得しました)

サッカー場

流石にプロのサッカー球団が有っただけ有り・・・・と、いいたい所ですが
結構辺鄙な所にあるもんだなぁと思ったもんです。
球場周囲に常設の商業施設も無いので、おおきな興行が無い時は結構淋しいですな。
この運動公園の周囲は広く緑地帯になっており、近辺の工場地帯と結構コントラストがハッキリしてますな。

最寄り駅はJR内房線・小湊鉄道五井駅
五井駅から2キロ程、徒歩で30分程度かかります。
今まで紹介した宮城の各球場よりは遥かに近いのですが、
やはり鉄道社会で生きていると遠いなぁ、とw
大会開催時には小湊鉄道バスによるシャトルバスが運行されます(所要5分)。
運行については小湊鉄道バスを参照。
運行時には「お知らせ」に運行予定等が掲載されます。
大体20分間隔で運行しているようですが、
いつも帰り道のバスが来るのか来ないのか分からず怖い思いをします。
ってか、バスが出た後なら歩いた方が早いかもしれませんね

シャトルバス 運行表

運行表を見る限りでは、鉄道と待ち合わせを行っているようなので、
行きはあまり待たずに乗車できそうです。

案内図

それでは入場しましょう

三塁側 グラウンド側 一塁側

スタンドを一望するとこんな感じ。
ホームベースの手前に「ICHIHARA」のロゴと、市章でもある銀杏の葉が描かれています

バックネット裏には屋根が有り、独立した背もたれ付き椅子、内野スタンドはプラスチック長椅子となっています。
応援団も安心( ´ フ`)
シートピッチが広いのは良いのですが、すこしスペースが勿体ないですなぁ。

内野スタンド

内野スタンドからのグラウンドの長めはこんな感じ

一塁側から

一塁側からの眺め

三塁側から

三塁側からの眺め

外野席は芝生席となっていて、この規模の球場としては普通なのですが、
構造的に宮城の愛島球場等のようにもうすこし大きめのハコとして作られているようなイメージですな。
収容人員も1万人程度ある模様ですし

外野席

両翼98M、中堅122Mは千葉で高校野球が行われる球場としては、充分な広さ。
やはりつまった当たりがホームランというのは少なくなっていますな。
しかし千葉市近郊では両翼98メートル級の野球場はマリン・袖ヶ浦・市原・長生の森公園野球場の四球場のみ。
鴨川市営も98メートル級なんですが、遠い上殆ど日ハムキャンプ位でしか使いませんしね。
あとは横芝の坂田池公園球場、新日鉄君津は95メートルですが、高校野球では使われませんね。
試合数の多さを考えると、もう二場はこの程度の広さの球場が欲しい限りですな。

グラウンドは内野・外野ともに人工芝。
人工芝だから仕方ないのですが、なんつーか、固い。
1999年に人工芝に張り替えられたのですが、出来て直ぐの頃からカチンコチンだったんですよね。
バウンドを抑える為に砂を入れているのですが(テニスコートとかもそうですね)
固さだけはどうしようも無いというか・・・・
正直この球場で突っ込むと人工芝特有の「熱っ」の前に「痛っ」が先に出てしまいますな。
ってか、初めて人工芝でプレーしたのがこの野球場で、これが普通なのかと思っていたのですが、
とある仕事で東京ドームの(昔の)芝の上に立った時、普段固い固いと聞いていた割には
そんなに固くなかったのと、ロッテのファン感でマリンの芝を踏んだ時
意外と柔らかいと思った事(あれはフィールドターフといういい芝らしいが・・・今の東京ドームも)、
あとは仙台市民球場に立った時の感覚から、やっぱりこの球場の芝は固いんだなぁと。
因みに、千葉マリンのミュージアムに初期の人工芝が有るのですが、
多分あれと同じ芝なのでしょうかね。感触はそんな感じでした。

スコアボード

スコアボードは磁気反転式、ヒット、エラー表示対応、リサルト・ヒット表示は二桁対応です。
選手名表示は漢字三文字、DH対応、審判は4人分。線審非対応です。
SBO板とHEFcランプ付き。まあ基本ですな。

SBO板

バックネット裏の屋根下にはSBO、HEFc表示板が。
表示盤付近にある柱は必要なんでしょうかね。少々邪魔というか。

照明灯

照明灯は内野4基、外野2基と充分。今まで何度か語っている照明灯が表す球場の特徴としては、
グラウンドにある模様を見て分かる通り、銀杏の葉をかたどっています。
これは市原市の市章にもなっている飯香岡八幡宮の夫婦銀杏由来のもので、
姉崎高校の校章や、小湊鉄道上総鶴舞駅等色々銀杏をみかけますね。
また、この内野スタンドの屋根や、ゲート・スコアボード等の曲線も銀杏由来のものなのでしょうか。
って、それは考え過ぎかな? どっちにしろ手がこんだネタですな。

ゲート

球場施設についてはこんな感じでしょうか。

通路

それ以外の所では大きな特徴は有りませんが、通路はやや狭いですね。
あと、トイレはきれい、喫煙所・自販機用ブースが有りますが、
灰皿のベースには廃ベースが使われていますw
自販機はマリーンズロゴをラッピング。そう言えば二軍戦とかやってるらしいですね。
主に高校野球で使われているこの球場ですが、
社会人クラブチーム、サウザンリーフ市原の本拠地にもなっています

自販機他

データ

両翼98m
センター122m

内野スタンド・背もたれ付き椅子・長椅子
外野芝生席
(スポーツ新聞等では収容人員は10000人程度となっています)

グラウンド
内野・外野人工芝(砂入り)

ナイター設備 内野4基、外野2基

交通

公共交通機関利用

JR内房線 五井駅下車。徒歩30分
大会開催時は五井駅より小湊鉄道バスによるシャトルバス運行あり。
20分間隔で運行。所要5分で200円

臨時バスが無い場合は基本徒歩になります。
平日に一本だけ路線バスが近くの臨海体育館前を通過しますが、使えないでしょうね。
(2016年8月確認したところ、小湊鉄道バス五28系統臨海体育館行きは休止中のようです)

シャトルバスが無い日にバスをどうしても使いたければ
五井駅西口1番乗り場より小湊交通バス五23系統「アピタ前経由 姉ケ崎駅西口」行き乗車。
乗車5分「吹上通り角」バス停下車、徒歩15分

・・・・タクシー使おうよw

自家用車利用

国道16号線を市原方面へ、岩崎緑地付近で(千葉方面からなら)左折しすぐ
高速道路利用の場合、館山自動車道市原I.C.を降り国道297市原バイパスを西(五井方面)へ
国道16号五井南海岸交差点を右折、岩崎緑地付近を右折しすぐ。


おまけ

駅前ロータリー

サッカーのまち、いちはら

小湊鉄道

キハァハァ 小湊鉄道

113系シート

更新113系クロスシート。ってか、結構綺麗なんだけどやっぱり全廃なのかね?


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('09 11/06 作成 '14 8/27命名権関連)