(市川市スポーツセンター内)国府台球場

球場正面

東京都との県境。古くから戦略的に重要であったであろう小高い丘陵上の国府台城跡にある、
千葉公園とよく似たひなびた雰囲気を感じたかと思えば手がしっかり入っていたり、
右・左中間の距離表示やネット裏席の屋根構造等少々特殊な野球場です。

観戦する側とすると雨や直射日光に強く、天候が微妙・良すぎる関係なくのんびりとむかえる良い球場です。
なんですが、まぁ、その屋根が微妙に観戦の邪魔になったりするので評価が難しいかなぁとw

開場は昭和25年。古くはプロ野球等も開催された由緒ある球場で、
ナイター照明等も有りましたが撤去され、2013年にはスコアボードがLEDに改修されました。

( ゚ プ)は市川駅から徒歩でこの球場に向かう事が多い為、裏側から向かう事が多いのですが、
国府台駅から徒歩、またはバスで向かう際は正面から入る事になります。
まぁ、どっちにしろ野球場への入口は同じですので。

バス・自家用車で来た場合千葉県道1号(現)松戸街道側から入る事になります。
駐車場容量は少なく、夏の大会開催時は真間山下付近をはじめとして数カ所臨時駐車場が開設されます。

メインスタンド方面 管理棟

正面より入り球場正面に向かうと管理棟が有り、有料試合開催時はこちらでチケットを買う事になります。

正面入口

振り返ると球場正面入口なのですが、高校野球開催時は左右どちらかの入口から入る事になります。

三塁側入口

高校野球開催時はここで改札。さらに一塁・三塁方向に進むと入口が有りますが、
こちらは応援生徒専用出入り口で、ここから入ろうとするとチケットを持った荷物担当・応援の父兄ですら怒られます。
千葉県はめちゃくちゃ厳格ですよ。バックネット裏のメインスタンドで選手が飯食ってる宮城とは大違いですな。

入口通路

入口から入るとグラウンドへは下り、スタンドへは上りと、
高台にあるだけあって多少高低差を利用したやや掘り下げ式の特徴を持つ構造。
一度一番上の通路へ登る形になるので、通行人が邪魔になる事は少なくなっています。

メインスタンド メインスタンド2

メインスタンドは屋根がかかっていますが、普通の屋根なので結構な違和感が有ります

屋根 ホーム真後ろ

椅子はプラスチック長椅子。ホーム真後ろとの間に仕切りが有り、これまた違和感。
このホーム真後ろの席をゲットするのが意外とむづかしいのですw

三塁スタンド 一塁スタンド

内野スタンドはこれまた広い長椅子。応援席との明確な仕切りは存在しないので、
大会開催時はロープ等が引かれる事が有ります。

三塁スタンドからの風景1 三塁スタンドからの風景2

三塁側スタンドからはこんな感じ。フェンスがそれほど高くないので見通しは良ろしい。
ファールボールには注意ですな。

三塁スタンドからの風景3

ごらんの通り、良く見えますな。
ただ、上段2列程は丁度バッターボックス付近にフェンスがかかる感じです。

ネット裏からの風景

ネット裏からの風景はこんな感じ。化繊ネットは( ゚ プ)も大好きなのですが、
屋根下とグラウンドの明暗差によって、やや見づらいかも知れません。
( ゚ プ)のようなスコア者は手元のスコアがまぶしくてつらいのでグラサン必須なのですが、
この球場の場合はグラウンドがまぶしくて困りますな。

グラウンド

グラウンドは内野土、外野天然芝。
2015年現在定位置付近で大分剥げが進んでいますな。
まぁ、この手の球場では、定位置付近の剥げは故意に放置しているのではないかという位良くある事ですが。

看板アップ

このページのトップ画像にもあった案内図でも正確に表示されていますが(珍しい)
この球場の一番大きい特徴がこの球場の形でしょうか。
東京ドームや東京スタヂアムと同様に菱形をしていて、右・左中間が狭い構造になっています。
そのためか分かりませんが、この球場では珍しく右・左中間距離の表示も有ります。

中堅 右中間 右翼

ごらんの通り、両翼91メートル、中堅122メートルと千葉では標準的な広さですが、
右中間103メートルとかなり狭くなっていますな。

スコアボード何も表示されていない時

スコアボードはこの手の球場にしては珍しいLEDタイプの電光掲示。2010年に改装されました。
近年このタイプの小型電光掲示の値段が下がったのか、岩泉等含めて増え始めています。
秋津は大型のLEDに換装されたそうですね。
国府台にわざわざ行ったのはこのスコアボードを見たかったからなのですがね。

一面自由に使える構造ではあるのでしょうが、初回から10回、計までは既に書いてあるので、
スコア表示は10回まで、H・Eの表示はしない前提なのでしょう。
あとはBSO・HEFcを右手に表示し、下には打順・ポジション・打席に入っている選手名が表示されます。

スコアボード

この表示は試合前後等で両側チームの打順・ポジション表示。

一塁側攻撃時

一塁側チーム攻撃中の表示。

三塁側攻撃時

こちらは三塁側チーム攻撃中の表示

ファールボール時等警告

こちらはファールボール等が飛んだ時の警告表示。流れていきます。

ネット裏カウント板 アップで

ネット裏にはカウント板が。この球場の構造的に、選手用と言った所でしょうか?

照明は2010年に老朽化の為撤去。照明灯は昔ながらのやぐら式でした。
上に貼った写真にも跡地が写っていますが、代わりに防球ネットが増設され、一部土台部分に空き地があります。
照明があった頃は、毎晩照明が灯っていた位でしたな。千葉公園等も結構毎晩明るくなっていますが、
それでも週の半分は点いていないような気がしますし。

収容人員は13100人〜13967人程度との事ですが、
市川市の公式サイトを見るに、収容人員についての詳細は特に表記ありません。
なのですが、正直一万人もはいるのかねぇ?と言った所。

まぁ、外野ポール付近まで座席が有りますので一万は入るのかも知れませんが、
他に充分広い芝生席等が有る球場でも「一万人」と表記されている所も有りますしねぇ。

古い球場の割にはしっかりと手が入っているこの野球場、
あとは照明の復活と、芝の養生ですな。

交通等の詳細は別ページに纏めました。国府台球場・交通おまけに続く
(現在工事中 ってか、気づいたらxreaの容量オーバーしちゃいましたので、どうすっぺか)

データ

両翼91m
中堅122m
右・左中間103m

収容

各球場紹介等で、13100人との表記が多くなっています。
公式と思われるサイトにこの球場に関しての記述が無い為、参考程度に

スコアボード

LED電光掲示板
一面利用可能で、通常は
チーム名・10回迄スコア表示、BSO・HEFcの表示、
打順・ポジションと打席の打者名の表示切り換え。
また、ファールボール警告等の表示切り換え。

バックネット裏カウント板、SBO表示のみ。

ナイター照明

1977年設置・2010年撤去。2015年現在は無し。

グラウンド

内野 土
外野 天然芝

交通

JR東日本 総武線市川駅より徒歩25分
京成線国府台駅より徒歩15分
北総線矢切駅より徒歩25分

市川駅・国府台駅より京成バス利用。
松11系統 松戸駅・松戸営業所行き利用。和洋女子大前下車。

矢切駅、JR・新京成線松戸駅より京成バス利用
松11系統 市川駅行き利用。和洋女子大前下車。


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('15 12/06作成)