袖ヶ浦市営球場

袖ヶ浦市営球場

香川新潟大阪宮城姫路山口袖ヶ浦で有名な(?)袖ヶ浦の野球場です。
流石に千葉の歴史についてはあまり詳しく無いのでこの球場の歴史については
詳しくは分からないのですが、袖ヶ浦市は比較的最近市政が施行された為、
この球場の古さを見る限り袖ヶ浦町が建設した球場なのでしょう。

2009年、迫る千葉国体に向け一部改修が行われ、スコアボード等が綺麗に改修されました。

主に日ハム主催のオープン戦やイースタンのゲームがしばしば行われ、
そちらの方がなじみが深いそうですが、( ゚ プ)は初観戦が2009年の高校野球夏の大会の為、
高校野球観戦時の様子を紹介させて頂きます。

自動車で向かう場合も、鉄道で向かう場合も街道・駅から近い為アクセスしやすくなっています。
高速道路では東京湾アクアライン連絡道袖ヶ浦インター出てすぐ、一般道の場合も国道16号から入って直ぐ。
鉄道の場合は内房線袖ヶ浦駅から徒歩10分程度で、千葉から遠い事を除けばかなり利用しやすい野球場です。
( ゚ プ)は基本的に千葉県内ではあまり車を利用しないので、鉄道利用が主になっていますので
鉄道利用の場合の球場への行き方を案内しましょう。

袖ヶ浦という地名は神話由来の内房全体を指す地名で、習志野市にも袖ヶ浦という地名がある程ですが
昭和30年の合併で「君津郡袖ヶ浦町」と新規に出来た町です。
球場の有る付近は、旧昭和町の奈良輪・楢葉地区(村)に当たりますが、
もともといくつかの集落がそれぞれ発展してきた歴史が有る為、駅前が大きく発展しているというイメージはありません。
しかし駅前を線路と平行して走る道路は、恐らく昔の街道沿い(現在の16号の旧道でしょうか?)で有ると思われ
現在は区画整理が行われ少しづつ面影は消えていますが、未だに趣のある通りになっています。

これまた趣のある木造駅舎を出て、最初の交差点を右折します。
右手に袖ヶ浦市役所が見えてきた辺り(昭和小学校の手前)で左折(袖ヶ浦市役所前交差点)、
昭和小学校を右に見つつ坂を登ります(袖ヶ浦フラワーラインと表示されています)。
坂を登っていくと右手に「坂戸の森」という保存原生林(?)が見えますが、
ちょっと怖いのでこの時は寄りませんでした。中に神社も有るそうですし一度寄ってみたいですね。

駅舎 駅前

袖ヶ浦市役所前交差点を左に曲がり
(変な写真になってしまってますね)

交差点を左向きに

この坂を登ると

フラワーライン坂

右手に坂戸の森、神社入り口が有り

登り切ると市民会館入り口交差点に当たります。
交差点手前には案内看板も有りますので、ここまでは迷う事は無いでしょう。

市民会館入口交差点 看板

右折すると、ちょっと「この道でいいのか?」と言った感じの道ですが、
森を抜けてカーブを大きく右に曲がると

道 市民会館

市民会館が見えてきます。球場はこの裏手に有りますので、
市民会館を右手に進むと球場正面に出ます。

球場正面

この野球場にはチケット売場の窓口が無い為、球場正面左手の窓をあけて窓口のようにしています。
(一番最初の写真の「袖」の字の下辺り)

ではでは、野球場内部を紹介していきましょう

スタンドへの入場口は基本的に一塁、三塁側に少し歩いた辺りになります。

スタンドに入って見回してみると、少し面白い座席配置になっている事が判ります。

内野スタンド

バックネット裏は独立背もたれ付き椅子

バックネット裏席

そして一、三塁側内野はベンチ席なのですが、
最前列4列は全て独立背もたれ付きの椅子になっています。
恐らくプロ野球等では違う席種になるのでしょうね

三塁側内野 一塁側内野

外野席はこの手の球場では典型的な内外野芝生席。
土手盛りは低いようで、外野フェンス外よりタダ見している人を沢山見かけます。
レフトの先には住宅地が。ここからも観戦出来そうですね( ´ フ`)

ライト レフト

グラウンドは内野土、外野芝です。

グラウンド

芝などはかなり綺麗に手入れされていて、プレーしやすそうなのですが
内野の土が少々白すぎるような気がします。
水を入れた後の乾燥も早く、照り返しが厳しいグラウンドで、夏は大変でしょう。
さらにこの日は風が強く、砂嵐がすさまじくプレーに大きな影響が出ていました。

フェアグラウンドは両翼98メートル、中堅122メートルと充分な広さ。
最近の高校生はパワー有りますからねぇ。流石に90メートル前後では厳しいでしょう。
千葉県は古くから良い球場が沢山あったので、90メートル前後の球場が多く、
逆にここ数年で沢山の球場が整備されている地区に比べると狭い球場が多いという弱点が有りますな。
98-100メートル級の球場はここ、市原臨海、マリン位です。

散水設備は流石プロの試合をしばしばやっているだけあって多く、
両翼、一、三塁ダッグアウト横、マウンドに、そして普通の水栓+ホースをサブに
他の球場より多いイメージです(スプリンクラーではありませんでした)
その12で紹介した石巻市民球場もブルペン近辺に散水栓が有ったり
散水施設は3つあるのが普通なイメージですが、5箇所というのはあまりありませんね。

ライト散水栓 レフト散水栓

それも多分土が乾燥しやすいからじゃないかなぁと思ってしまうのですが、
そんだけ散水栓があってもこまめに撒かなきゃ意味がない。
この日は本当に酷い砂嵐でしたよw

三塁側内野散水栓 マウンド散水栓

スコアボードは磁気反転式、ヒット・エラー表示有り、選手名表示は指名打者対応
審判は線審表示非対応で、SBO板、HEFcランプ付きです
以前は看板式で、選手名は高校野球で表示されていなかったそうですが、
2009年シーズンより現在の新しいスコアボードに替えられました

スコアボード

バックネット裏にはSBO板、HEFcランプが。
スペース的にこっちにもスコアボードが有ればいいのですがね。
まあそこまではいらないか

SBO板

ナイター照明は内野4基、外野2基の系6基。本格的ですな。
照明灯は各球場の特徴を表しますが、この球場はメインスタンドの形と、
この照明灯を見るに曲線をイメージしているのでしょうか。
波とか表しているのでしょうかね。

照明灯

さて、これで一通り紹介したでしょうか。
千葉市からは距離的に多少遠いのですが、鉄道・自動車ともにアクセスが容易で
良い球場で有ると思われます。
さて、後はおまけとして駅前近辺の写真をチラホラ。
あ、因みにトイレは比較的広くて綺麗でした。

ここから左手に分かれる道はもっと古い道なのでしょうかね。

別れ道

何やら徳島の故郷を思い出しますなぁ

小道

坂戸神社の森看板。南方熊樟が守ろうとした鎮守の森の一種ですかな

森入り口看板

データ

両翼98m
センター122m

内野スタンド・背もたれつき椅子・長椅子
外野芝生席
(スポーツ新聞等では収容人員は5000人程度(報知では5100人)となっています)

グラウンド
内野 土 外野 天然芝

ナイター設備 内野4基、外野2基

交通

公共交通機関利用

JR内房線 袖ヶ浦駅下車。徒歩15分

自家用車利用

東京湾アクアライン連絡道、袖ヶ浦I.C.を降り国道16号線を北上
神納交差点を左折、市民会館入り口交差点を左折。
一般道の場合は国道16号線を利用。

(球場自体の駐車場はそれほど広くなく、他施設と共用の為混雑時は袖ヶ浦市役所等の臨時駐車場から徒歩になります)


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