第59回秋季東北地区高等学校野球 宮城県大会 二回戦 於:東北電力愛島球場 不眠式スコア 123 456 789 R H E 大河原商 000 001 000 1 3 0 仙台一高 000 000 002x 2 5 3 [大] 山家-佐藤(拓) [一] 十文字、佐藤(勝)-太田
数少ない好機をものにした一高が逆転サヨナラ勝ち。
初回、両チームともに得点位置に走者を進めたが、ともに走塁ミスで逸機。
息詰まる投手戦が展開されたが、6回表、大商は死球で出塁した佐藤(拓)を盗塁、犠打で三塁に置き、
6番、佐藤(嘉)のスクイズで一点を先制した。
追いたい一高だが、8回まで大商投手、山家のスライダーを中心とする投球に8回までわずか二安打に押さえられる苦しい展開。
そして8回表、ミスを含めて無死満塁のピンチを招き、一高は主戦十文字を諦め前日先発の佐藤(勝)に交代、
ここで佐藤が後続を3人できっちり押さえて流れを呼び込むと、最終回。一点をリードされた一高は
先頭打者、板井が初回に続いて今日二本目の三塁線へのセフティバントで出塁、
その後犠打、4ゴロで二死3塁とし、4番丹野がきっちり仕事を果たす8前安打で同点。
同様する大商山家は5番、太田に死球を与えてしまい、2死1、2塁。ここで6番、高橋(悠)がカウント2-2から
8越安打を放ち逆転、サヨナラ勝ちを決めた。
大商は相手失策で得たものを含む4回の好機のうち、3回が満塁だったが、一高両投手に要所を押さえられた。
( ゚ プ)的雑談
完敗でしたよ。はい。ってか、審判にも負けた( ´ フ`)
いやね、可変ストライクって普段は文句言わないんだけど、今日は酷過ぎましたよ
基本的に高校野球はゾーンが広いと思うんです。
プロ野球を見慣れてるとメジャーのアウトコースに広いゾーンに驚くと思うのですが、
高校野球も基本的にバッターボックスのライン上を通っていれば基本的にストライクと言われる事が多いじゃありませんか。
まあ、見て下さいよ( ´ フ`)
容量の関係で圧縮してあるので、見づらいかもしれませんが御免なさい
DivX5.1.1か、WMV9。音声はmp3か無圧縮で、大体2〜4M程度の容量です。
まずは一高投手、右投げの十文字君(wmv9,mp3 1.33M)
次は大商投手、右投げの山家君(wmv9,PCM 1.51M)
まあ、高校野球だと、この辺まではストライクって事もありますな(ってか、外に広いとスライダー投手打てないよ('A`))
さて、無死満塁でリリーフした、一高投手、左投げの佐藤(勝)君(wmv9 PCM 1.37M)
( ´ フ、)
初球は、ここまでのゾーンを見てなければ、ボールと言っても問題無いでしょうな。
ただ、今までの右対右のゾーンに比べると、この左対左のゾーンに疑問が。
ってか、二球目はもうどうしようもねぇw
「だーみだ。この審判」って奴ですな( ´ フ`)
このビデオの見どころ(聞きどころ?)はスタンドの声ですな( ´ フ`)
さて、ここまで見た所で、
もう一度山家君の投球を(wmv9,mp3 458K)
( ´ フ`)
さて、それではオマケとしてこの好勝負を追ってみましょう( ´ フ`)
試合開始〜
結果的には安打数で一高が上回りましたが、8回までは両チーム合わせて5安打
大商は結局3安打でしたが、そのうち二本が長打、あと一本がバントヒットでした。
また、8回の失策ふたつはかなり良い当たりでした。
散々走者を背負った十文字君がここで交代したのは、捉えられて来たからと言うのが大きいのでしょう
大商は初回、先頭打者郡君のの長打から一死三塁としますが、三番、高沢君の5ゴロで飛び出してしまい、本塁憤死します。
少々お粗末だった訳ですが、一高もその裏板井君が盗塁死(三振併殺)したので拙攻ではおあいこと言う所でしょうか。
大商は5、6、7回とZGSだった訳ですが( ´ フ`)このチャンスは一高のエラー、四死球から「貰った」ものですので、
ここで畳みかけられないと流れは来ませんな。
実際、普通強い学校が弱い学校に大差を付けるときは相手のエラーから畳みかけている事が多く、
パカスカ打たれて大量失点というのは想像出来る程多くはないのです。
流石に大商も数々の逸機に業を煮やしたか、6回には攻めてきます。
十文字君をなかなか捉えられない状況で、四死球からチャンスを広げたのはとても上手でした。
4番、佐藤(拓)君の死球から、盗塁、送りバントで一死三塁から6番佐藤(嘉)君のスクイズ。
これが成功して大商は先制点を挙げる訳ですが、観戦していて「流れを呼び込める」得点では無かったように思います。
現実には8回に今度は力で(記録はエラーだけど)チャンスを得る訳ですが・・・・
まあ、山家君の調子も良く、9回二死まではリードしていた訳でこの一点でももしかしたら大丈夫だったかもしれませんが。
では、その8回、十文字君→佐藤(勝)君の好リリーフの場面を
「ノーアウト満塁で変えんのかや。可哀相に」みたいな空気でしたが、
内野ゴロ本塁封殺から、空振り三振、一塁ゴロ
良くしのぎましたな・・・・
さて、先程していた「流れ」の話ですが、一高は上手に流れを掴んだ感が有ります。
ってか、初回、板井君のヒットも好投手(大商の背番号1と6はどちらも高レベルの投手との触れ込み有り)を
序盤、立ち上がりにどうにか崩そうとしたバントヒット(とてつもなく上手でした)は
結局併殺でチャンスを逃し、ここからは山家君の好投で流れも糞も無いほど押さえられました。
審判の事も有り、どうやって点を取ったらいいのやらと言った感じで、たまに四死球で走者を出しても
送るのがやっと。ならば機動力と走れば走塁死。
さて、( ゚ プ)が掛布さんなら(りゃ 「ターニングポイント(りゃ
佐藤(勝)君の登場でしょうな。
何度も説明する必要も無く、佐藤(勝)君の好リリーフで8回のピンチをしのぎ、その裏。
簡単にツーアウト取られての佐藤(勝)君の打席。
右打者の外に逃げるタイプの投手を攻略するには、やはり左打者。
佐藤君はここで7前に初めてクリーンヒットを放ちます。
この回は次の高橋(隆)君が凡退し、交代となりますが、これで9回は先頭打者、初回にセフティを決めた
駿足の板井君からと言う事になりました。
板井君は初回に続く絶妙のバントで出塁。その後二死になりますが、良い所で四番に繋ぐ事が出来たわけです。
ここで四番、丹野君の同点打。
ここで勝負は決まりましたな( ´ フ`)