宮城県大会 第三代表決定戦(敗者復活戦) 9月28日 仙台第一(三塁側)-聖和学園(一塁側)

第59回秋季東北地区高等学校野球 宮城県大会
第三代表決定戦(敗者復活戦) 於:ラクテンズスタジアム宮城 不眠式スコア      123 456 789 10 R H E 聖和学園 200 000 000 0 2 6 2 仙台第一 001 100 000 1x 3x 10 2           (延長10回) [聖] 大浪、山田-千葉、橋本 [一] 佐藤(勝)-太田
数々の接戦をものにしてきた仙台一がここでも接戦をものにし、サヨナラ勝ち。

先制したのは聖和。内野安打の杉渕が、3番佐藤の三球目に盗塁。
しかし佐藤の打撃に守備妨害のジャッジが下り、走者そのまま。
聖和はこれでチャンスを逸したと思いきや一高佐藤(歩)が守の打球を失策。
つづく5番萩原の適時打で2点を先制した。

佐藤は初回のピンチ(野手責任だが)を乗り切った後はわずか4安打の最高の出来上がりを見せるも、
攻撃陣は一高名物拙攻の連続。13残塁の素晴らしい攻撃でその後「行き詰まる投手戦」が続く事になる。

一高の反撃は3回、1番板井、佐藤(歩)の連打で一点。4回にはボークで進めた走者を板井が返し二点目。
どうにか序盤で同点においつくも、そのまま延長戦に突入する。

久々に試合が動いたのは延長10回、簡単にツーアウトを取られた後、佐藤(勝)が四球で出塁、
続く高橋(隆)の安打で二死1、3塁とすると板井の遊ゴロを遊撃、守が二塁に送球ミス。
三走佐藤が得点し、試合終了。

( ゚ プ)的雑談
ここから先、少々「不愉快な」表現を使っていますので、そのような表現がお嫌いな方は
ここから先を読まないようお願いいたします。

私が指導者ならヽ( ´ー`)ノ勝った勝ったと行く所でしょうか。
気に入らない所も有りましたが、まあ勝ったから良いかと。

ってか、勝った後にやたら選手怒る監督が私あまり好きでは無いものでして、
特に強豪校になればなるほどコールドゲームで勝っておきながら試合後怒号が飛び交う大残念会。
ってか、自分が見る側になるとなんとまあ怒鳴りん監督の気持ちが分かってしまうってのが・・・・
特に私のようなヘタレ選手に多い傾向なんでしょうな(あ、その強豪校の監督は現役時代甲子園で活躍した「名選手」です)
もう、なんていうかこうなりたくはないなぁという大人になってしまうからこそのヘタレ選手なんでしょうな。
名選手はしっかり最初から怒鳴る理由も分かっていて監督になり、そして怒鳴っているんでしょうな。
現役時代そういう人間が嫌いで、自分が大人になるとその嫌いな人間に「なんの考えもなく」なってしまう事には
自己嫌悪しきりなのですが、もうヘタレで良いから適当な事を偉そうに言って嫌われてしまいましょう。

まあ、別にどうでも良いんだけど、点取れよ!!!( ´ フ`)
まあ、拙攻は別にいいんだがね。佐藤歩君ががまたもやエラーしたのもまあいいさ。
なんつーか、まあ、2002年(2003年度)の宮農に負けた時の試合を思い出すと、なんつーか、
こんなんで東北大会行って良いのかね。みたいな。
まあ、勝ちは勝ちだわな。

しかし、この試合展開で点取れないと上位には勝てないと思うのだ。
いや、この点は後述しましょう。

まずはこの試合について。
初回はせっかく相手がつぶしてくれたピンチをミスで再び広げ二点献上。
佐藤君の立ち上がりはそれほどまずくは無かったと思うのです(突発的ボール連発はまあ)。
序盤で同点に追いつけたのは試合展開的にはかなり良かったかと思います。
追う展開でも精神的に余裕があるような攻めに見え、上位校との戦いとして見れば良い試合運びでした。

しかし、その後の拙攻は大きな課題でしょう。
4回、一点返した後二連続四球で二死満塁の場面。
まあ、満塁から点を取ってはいけないと言うのは万国共通のルールなので、ここでのZGSは仕方ないでしょう。
四球、死球、犠打で一死二、三塁とした6回、失策でチャンスを広げた7回、失策気味の犠打で二、三塁とした8回
ここで最低1点取れてたと思うのですが・・・・
こういう展開で畳みかける事が出来ないと、どうしようもないかと。
やったらめったら多い失策と、拙攻。ここはどうにか春までの課題として克服して頂きたいものです。

少なくとも、仙商戦も同じく、大差で勝ってなければ厳しいかと思われます。
まあ、運も実力のうちといいますが、幸運にも東北大会出場。ここはどうにか一つ二つ勝って21世紀枠での
選抜出場を目指していただきたいものです(いや、東北大会で決勝進出はまず無理かと)
※ 結局初戦で大敗しましたな。

いや、( ゚ プ)は普段から「高校生にあまり沢山求めるな。それが高校野球なんだから」と言っていまして、
甲子園等高校野球の「実況」(中継の実況じゃなくて、掲示板の「実況」ね)で
馬鹿試合とかマモノ出現試合等で「このプレーは駄目」とか「この選手はヘタレ」とか言われてるの見るのがあまり好きでは無いのですよ。
あ、プロ野球はおk 金取ってテレンコなプレーするパ(りゃ フ(りゃ ホ(りゃ・・・・おっと、話がそれた。
それはいいとして、普段から高校野球についてあまり厳しい事言わない( ゚ プ)なのですが、
多少厳しい事言わせて貰います。正直、失策と拙攻は別にいいと思うのですよ。
これは厳しい事ついでに言ってるだけです。
ただ、今回一つだけ気になるプレーが有って、ただそれを言いたいだけなのです。

それは延長10回のプレー。二死一、三塁の場面で打者板井の遊ゴロ。
結果は前述の通りですがもう一度。二死一、三塁。一塁走者高橋(隆)、三塁走者は投手の佐藤(勝)です。
遊撃手の守が駿足板井を一塁で殺すのは無理と諦め二塁送球→悪送球な訳ですが、
その判断としては間違ってはいないと思います。ただ、守備位置やその他諸々有りますが、
それは別にここでは問題無い事でしょう。結果論になってしまいます(まあここから先結果論だけで語りますが)。
まずはこの写真を見て下さい(クリックで拡大)

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えと・・・・何が問題か判ります?
このプレーを解説すると、遊撃手が駿足の打者走者を一塁で殺す事を諦めて二塁に送球。
二塁手のベースカバーが「何故か」遅れて悪送球なわけですね。
まあ、これは二塁手と遊撃手双方の失策で有るとは思うのですが、それは別にどうでも良いのです。

三走に注目して下さい。もう一度状況を書くと、「二死一、三塁」です。
ゴロが転がった瞬間に走ってなきゃおかしいでしょう。
しかしここで三走佐藤は打球の処理を待ってから走り始めています。
ここで走者が常識的な行動を取っていれば普通に考えてバックホームは無い状況ですから、
これは単なるアウトカウントの数え間違えか、二塁がフォースプレーになるので既に諦めていたか。
と、言う事でしょうか?
しかし、これは前者であるとすれば集中力の欠如、後者であれば、怠慢プレーで有ると言わざるを得ません。
三走が投手の佐藤であると言う事を考慮して、「二死で有る為、体力温存した。」と言う意見も有るでしょうが、
二死でゴロが転がった状況でリードも全く取らず(タッチアップの必要も無し)
遊撃手の二塁送球を見てから走り出すという状況は、はっきり言って異常でしょう。
ゴロの球足自体はさほど早くなく(だから一塁送球を諦めた)リードをしっかり取って本塁に向かっていれば
例えば一死の状況でバックホームされたとしてもセーフになるタイミング。
この試合、拙攻や多少イライラする事が有りましたが、これは「納得いかないプレー」でした。

野球に「ればたら」は禁止なのは勿論常識ですが、それでもあえて言わせてもらえば、
普通ならこの得点をもぎとったのは一走高橋の激走(タイミングはアウトだった)と、駿足板井が勝ち取った二塁送球になるはずが、
三走佐藤の走塁のお蔭で「運良く」二塁手のカバーが遅れ、「運良く」遊撃手が三走を見なかった(見てたら二塁は間に合わなかっただろうが)
アーンド、「運良く」遊撃手が二死満塁を選択しなかったお蔭で(二塁も諦めて三走を見たら余裕で牽制できた)
「勝たせてもらった」試合になった。という感じでしょうか。
正直上位チームを喰いたいならばこう言うプレーは絶対してはならないものであると思います。

高校野球には(スポーツ全般には)たまたま野手が犯した失策で勝敗が決まる事がままあり、
私はそれについて選手を責めたりすることは殆どありません(自分がそもそもヘタレ選手だし)
しかしどのような状況であっても、通常、失策も好守も最善を尽くした結果おきるものが殆どです。
だからこそ善し悪し問わずその結果に「納得」できるのであり、今回のように打走、一走が必死に次塁を狙う中
三走がやるべき事をやっていなかった状況は非常に納得いかないのです。

おまけ その後のプレー

5 6 7 8
9 10 11


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