第93回全国高等学校野球選手権大会宮城大会 展望

新館の日記で書いた記事の修正版。

秋季大会では石巻工業を除き各地区の優勝・準優勝校が順当にベスト8に勝ち上がっている。
その点頑張ったのは古川工業。近年大崎中央・古川学園が力を伸ばし、
一迫商・利府等センバツ出場校も所属するレベルの高い北部で敗者復活からの勝ち上がり。
近年東陵・宮水が引っ張ってきた東部地区も石巻工業はじめとした歴史の有るチームが
力をつけてきている。

それでは秋季しかみていない(その後の練習試合とかそういう情報皆無)
人間が勝利数だけで判断した素人展望。
震災による各校の被害もあまり考慮しておりません・・・・

Aaはやはり東北か。
しかし初戦で当たる岩ヶ崎-志津川の勝者は油断出来ない。
昨年は"志津川旋風"とまでは行かなかったものの、東陵を倒し意地を見せた。
今期も秋季県大会こそ逃したものの東部大会ではいい試合を見せた。
東北は初戦でこのチーム(またはそれを倒したチーム)とまず戦わなければならない。
そして秋季ベスト8の宮城農業、秋県大会初戦敗退の大崎中央と順当に行けば当たる。
秋を越えて大崎中央がどのように力を付けてきたか楽しみ。
もし大崎中央が上がれば面白い。投手力では好投手只埜・加藤擁する大崎中央が上回っている。

Abは秋季県大会出場・昨夏準優勝で被災地の気仙沼向洋が引っ張るか。
しかし夏のチーム作りが成功するイメージの有る黒川や、
仙塩地区の学院榴ケ岡等油断は出来ない。
Aブロック全体ではやはり東北が一歩抜けているが、県大会クラスと連続して当たる組み合わせの
Aaが混戦になればどう転ぶか。やはり大崎中央・気仙沼向洋を推しておきたい。

Baは秋ベスト4の古川工業がシードだが、古川学園・近年力をつけてきた塩釜、
昨夏ベスト8の泉館山等なかなか読みづらい組み合わせ。
このブロックでは古川学園が一歩抜けているかというイメージが有るが、どうか

Bbは宮城水産・仙台三・小牛田農林・角田と秋県大会出場チームが固まる。
昨夏意地を見せた東北学院・秋好成績は残せなかったが中堅どころの仙台工業、
今期目ぼしい選手はいないものの近年力をつけてきていた生文大と、面白いブロック。
例年の夏のチームづくりを見ていると、やはり宮城水産に期待したい。
しかし秋強く夏そこそこの仙台三も今期は上を目指せる戦力が有ると思う。
この両校が初戦で当たるというのは何ともだが、ここが見どころではないかと。

Bブロック全体を眺めると、古川学園が一歩抜けているように思われるが、
まあ、なんと言うか、その、何だ。取り敢えず今回は古川学園より
古川工業が秋の力をそのまま出せれば・・・と、言う事で古工・宮水・三高・塩釜辺りに期待したい。

Caブロックはやはり東陵か。しかし初戦で当たる白工・村田の勝者は、
初戦でしくじることの多い東陵には厳しい相手になるかも。
白工は今期試合を見ていないので分からないが、例年のイメージで言えば
丁寧な野球をする中堅校、村田はここ数年好調で、今期も秋2勝と勝ちを知っているチーム。
あと嘉藤監督時代に東陵は敗北している事もあり、今回も東陵喰いを期待したい。
対するは秋県大会出場の気仙沼。
昨夏は実力が有るものの初戦まさかの敗北を喫したが、
千葉監督になってから力をつけてきている。
今年はこのような状況という事も有り、そろそろ49年ぶり(?)の甲子園出場と行きたい。
この話になると、選手権で初戦惜敗した相手作新が夏制覇、
そして気仙沼に宮城県大会の初戦で惜敗した石高にももしかしたら日本一の可能性が有った!
という話を初めてしまいそうなので、気をつけよう
また、秋季0勝で今回は目立っていないが、一迫商の存在が大きい。
秋季は初戦で大崎中央、敗者復活戦で古川工業とクジ運が悪かっただけで、
ともに接戦を演じている。一迫商にはこのブロックを引っかき回してほしい。

Cbブロック
昔であればシード校である(春季が無かったので秋だが)秋ベスト8の利府に、
秋地区大会準優勝の聖和(選手権出場の育英が入った順位決定戦では三位)・石巻工業、
さらに秋県大会出場の石巻西、昨夏シード校で不祥事により秋季欠場した柴田と
このブロックは混戦。
利府は北部地区優勝。大崎中央・古川学園をくだしての優勝は価値がある
柴田は同じく南部地区の伝統校白石との初戦に注目。
秋0勝ながらもあなどれる相手では無い。
このブロックは一番読めないのではないだろうか。

Cブロックを総合すると、やはりシード校東陵がベスト4に進むかとも思われるが、
どこが出てくるか全く予想出来ない。
個人的には利府・石巻工・気仙沼に期待。

Daブロックには連覇を狙う仙台育英。今大会の本命かと思われる。
大会前の不祥事についてはここで触れるのは控えたいが、
精神面に事件がどう影響するか分からない上、東北人気質の「強いチームは応援しない」という事で
このブロックは育英を除外して考えている。故に勝ち上がりが読めないブロック。
秋季ベスト8で、昔ならシード校になる東北工大高や、大河原商業・仙台高校・古川高校と、
強豪校が固まる。
県大会こそ逃したものの秋季3勝と充分な力をもつ泉松陵や、
1勝ながらも白工・村田相手の打ち合い・接戦を経験している仙台南高など
育英に対抗できるチームも充分そろっている。

Dbブロックには仙台商・仙台西・名取北と県大会出場の三校に合わせて、昨夏ベスト8の仙台東が
序盤から次々当たる。秋季3勝の石巻高校も居り、Dブロックのてっぺんまで勝ち上がるのは
なかなか難しいか。
しかし個人的にはやはり仙台商に期待。秋季見た限りでは、米はまだまだ粗削りであったが、
夏に向けてチーム力がどれだけ向上したか。

Dブロックを総合すると、やはり育英が何歩もリードしているように見えるが、
東北工大・仙台商業辺りは充分期待出来る。
Dブロック勝ち抜けはやはり仙台商業を推しておきたい。

今期も昨年同様、力の有るチームが何チームか有り、例年の2校独占を破るに充分な状況。

A-大崎中央
B-宮城水産 or 仙台三
C-気仙沼 or 利府(石巻工も捨て難いが・・・っ)
D-仙台商

やはり二度目の甲子園を気仙沼に!という願いを込めて
決勝は大崎中央-気仙沼→優勝は気仙沼

と予想しておこう。


で、仙台一高の話題。

今期は昨年の大沼・一昨年の芹沢のような大会屈指の選手は特に居ないが、
中堅どころとして充分なチーム力をもっている。
今期は秋の数試合しか観戦していない上、見た投手も阿部・木下のみの為、
昨年のようなチーム解析は出来ないが、
鍵になるのは二投手の変化球の決まり具合か。
ともに似た様なタイプの二人。右打者のインコースに決まる変化球が
しっかり決まれば強豪相手にも引けをとらない。
定期戦では阿部の変化球のキレがいまいちで、コースに決めようとして曲がらず死球、
内に寄せては甘く入り痛打という立ち上がりだったが、
中盤以降は組み立てを変え、秋季見せた力を発揮していたと思う。
初戦の蔵王戦引き締めてどうにか勝利し、二戦目で当たるであろう石巻に
勝つことが出来ればヤマは仙台商業戦。
秋季は敗北したものの、決して米を打てなかった訳では無く、
点差ほどの実力の差は感じられなかった。

定期戦を見ている限りでは、落ち着いた守備もできていたので
チームとして充分育って来ていると思われる。

課題は打線。
比較的打てない打線では無いと思うのだが、
監督の傾向として、走者を大切に手堅く送るよりも
多少のリスクを覚悟で少ないチャンスを広げていくタイプの攻撃をする為
それがどう出るか。
どちらにしろ得点力はそれほど大きく無い為、やはり守りが大切なチームであると思う。


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