蔵王町総合運動公園 蔵王球場

球場正面

現在の蔵王町中心部、永野地区に近い曲竹地区松川沿いの町営運動公園内にある野球場です。
周辺には役場、蔵王高校等が有る上、遠刈田温泉へのアクセス路の中途に有るので
町村部で鉄道からも遠い野球場の割には比較的公共交通機関でのアクセスがしやすい野球場です。
まぁ、あくまで「比較的」ってだけで、基本自家用車で行きたい野球場ではあります。

あとは近辺に良い温泉が多く、観戦と同時にそちらも楽しみたい球場でも有ります。

運動公園

運動公園全体を見ると、照明付きのテニスコートや運動場を備える立派なもので、
良く有るタイプのものですな。駐車場の容量もそこそこ有ります。
芝張り、スタンド付きの石巻市民運動公園等と比べると格は落ちるかもしれませんが
砂の運動場はソフトボール2面やサッカー・ラグビーにも使える広さで照明つきと充分な設備が有ります。

運動公園の隣には、蔵王高校が有り、この運動場を使う事も多いそうです。

案内図

この案内図で言うと、下の入り口が正面入り口、上の入り口が裏口(松川方面)で、
自家用車で来場した際はどちらにも駐車場が有ります。(松川側の駐車場はやや狭い)

では、球場へ向かいましょう。
先程の球場正面写真がメインスタンド部分ですが、2014年夏の高校野球宮城大会では
向かって右側に券売所・入り口が有り、左側入り口は検札のみ行っていました。
トイレが両側に有るため、反対側の入り口も開けていたという感じです。

三塁側内野スタンド

また、メインスタンドと一・三塁側スタンドは別れています。
高校野球では応援席として、一般開放はされていないようでしたが、
宮城大会はあまりその辺しっかり管理していないので一般客も入っていたようです。

(同年の千葉大会観戦時、応援用内野スタンドに向かう父兄に強い口調で
「はい、メインスタンド側の改札を通ってください。ここは生徒専用出入り口です!」
と注意している係員さんを見ましたが、宮城ではそこまで厳格では無いのですよねぇ)

グラウンド

グラウンド全景はこんな感じ。良く有るタイプの内野土、外野芝の野球場です。
両翼91.5m、中堅120mは今となっては狭いのですが、まぁこの規模の球場では標準的でしょうか。

バックスタンド椅子 一塁側内野席

スタンド椅子はプラスチック長椅子。一塁側に変な看板が有りますが、これはまぁ、後述しましょう。

照明灯

照明灯は内野2基、外野2基の計4基。

スコアボード

スコアボードは蔵王町サイトによると「電光」と有るのですが、 おそらく磁気反転式でしょう。
チーム名・ボックススコアのみ磁気反転式で、チーム名表記はこの時期(1990年代)に流行ったアルファベット二字方式です。
回数は10回迄で、H・E表示は無し。SBO・HEFcを右に、左には大時計が有ります。

バックスタンド全景

バックスタンドのサブスコアボードはSBOのみ・・・・なんですが、SBO板の左。

サブスコアボード

これ、何でしょうね? 試合中はずっとグラウンドを見ていたので分からないのですが、
おそらく「E」とか「H」とか表示するアレでしょうかね?
それならそれで良いのですが、ならバックスクリーンのスコアボードのもこれにしろよと思ってしまうのですが。

バックネット裏から

バックネットは近年標準の溶接金網(黒塗り)。

外野との境界

外野は芝生席です。この日は内外野境界は閉鎖して観客は入れていませんでしたが、
外野席全体が土手盛りになっているだけの為、壁をよじ登って進入している観客が居ました。
もちろん係員に注意されて退場していましたが。

さて、先程出てきた例の看板。

ラクテンズ

( ` フ´)ノ クッ・・・・こんな所にまでラクテンズの魔の手が!
と、言うわけで岩泉球場などと同じく、楽天イーグルスが地方での知名度アップや、
地域への支援、地域密着を兼ねて命名権取得を行っている地方球場の一つで、フィールドサポートプログラムというものらしいです。
詳しくは楽天イーグルスオフィシャルサイトに詳しく有りますな。

ラクテンズ岩泉

岩泉・三沢などから始まったプロジェクトで、今年(2014年)名前が変わったばかりとの事ですな。
と、言うわけで名前が変わる以前より、イースタンリーグ楽天戦がこれまでに3試合程(1試合雨天中止)組まれているようです。

交通・オマケにつづく

データ

両翼91.5m
中堅120m

収容人員1000人
以上蔵王町サイトより

おそらくこの1000人と言うのは内野スタンド全体の収容人数だと思われます。

楽天イーグルス ファーム試合結果
によると「観客数: 1,989人」と有るのでおそらく外野含めると2000人〜3000人程度の収容人数は有るかと。
収容2000人で1989人となると、超満員という事になるのでおそらく2500〜3000人程度の収容人数という事でしょうか?
と、なると外野席の広さから考えると、1000人というのはバックスタンドの収容人数で、
内野席が合わせて500人、外野で1000人という感じでしょうか。あくまで目分量と推量なので参考程度に。

スコアボード

バックスクリーン 得点(10回まで。H・E表示無し)磁気反転式
チーム名はアルファベット表示で選手・審判名表示無し。SBO HEFc表示電球式。
ネット裏 SBO表示電球式。何やら正体不明の表示盤が横に有り。

グラウンド

内野:土
外野:天然芝

ナイター設備

内野2基、外野2基。合計4基

交通(交通については、次のページで詳しく解説)

公共交通機関利用の場合

JR東北本線 白石駅・大河原駅、東北新幹線白石蔵王駅よりミヤコーバス

蔵王町役場経由ロイヤルホテル・蔵王刈田山頂行き
蔵王町役場行き

に乗車。「曲竹」バス停下車。徒歩5分

仙台からミヤコーバス村田の高速バス「仙台-村田川崎・遠刈田線」を利用し、
蔵王町役場下車、徒歩15分

他にも村田町役場から運動公園前へのバスも有り。詳細は次ページで

自家用車利用の場合

蔵王町以北(仙台・山形方面)から
東北自動車道村田インターより蔵王町役場方面へ約20分

蔵王町以南(白石・福島方面)から
東北自動車道白石インターより蔵王町役場方面へ約10分


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('14 08/23作成)