銚子市野球場 おまけ3 簡単な銚子観光

本格的な観光案内するほど知りませんが、まぁ銚子は好きなのでちょくちょく行きます。
んで、千葉から軽く行けるので(それでも2時間近くかかるけど)日帰りでチラっと行って
帰って来る事がほどんとなのですが、まぁ半日程度の時間でチラホラと回る場合に良い銚子観光案内。

始発で向かい、各種店舗が開く前に景勝地を周り、店舗が開いてから買い物、
昼飯喰って帰宅みたいなコースもたまーにやりますな。

特急

まぁ、基本東京方面から来るのが基本なので特急利用でしょうが、
私の場合は千葉から出発なので始発出発だと鈍行ですな。
東京から特急しおさいで1時間40〜50分程度、錦糸町からも乗車できます。

(2015年のダイヤ改正で特急列車が大幅に削減されました
2015年現在、料金的、時間的に未だJRが優位に有りますが今後どうなることやら)

その1 銚子電鉄

銚子電鉄2000形

自動車を利用せずに観光する場合、基本となるのがこの銚子電鉄です。
銚子の半島を南北に分けるとすると、北半分を回る際に便利になります。
南半分は自動車利用が便利でしょう。
と、言うわけで今回は北半分に関して紹介。

銚子電鉄はJR銚子駅から関東最東端の犬吠埼(正確には君ヶ浜)を通り、外川漁港付近までを結ぶ路線です。
犬吠埼を除くと観光施設からやや歩くのですが、浅く観光する場合はこの路線を中心に行きましょう。
この路線自体も観光目的としては充分なもので、以前は「レトロ風とかじゃない。本当にレトロなんだ」
という感じでしたが、近年旧型車両の置き換えが進み多少は現代的になりました。
2010年になってやっと冷房車導入と言うだけでもそのレトロ感は分かっていただけるかと。

個人的には戦前生まれ車両が走っていた2010年以前が一番レトってたと思います( ´ フ`)

銚子電鉄自体を観光目的にするとなると、銚子の次の駅・仲ノ町(車両基地・駅舎)
観音駅(本編参照)・笠上黒生(現在ではなくなったかもしれませんが通票交換・駅舎・留置線)
君ヶ浜〜犬吠の駅舎、犬吠駅の施設、外川駅の駅舎・留置線等でしょうか。
鉄分高い人なら、行くだけで楽しめますが。
と、言うわけで「その1」としましたが、この後色々絡めて説明していきましょう。

本数的には、2014年の改正で一日19往復に激減。
一時間1本程度の運転本数となってしまったので、時刻表とにらめっこして
効率よく回る必要が出てきました。
以前は一時間該り2・3本有ったので煙草一本吸ってたら丁度良い感じで電車が来たのですがねぇ。

利用する場合は、各種割引切符が便利です。
一日券「弧廻手形」が一番メジャーでしょうか。一日有効で620円。車内で販売しています。
銚子から犬吠・外川までの片道が310円なので、単純往復でモトがとれます。
また、各種施設の割引券(ポートタワーと地球が丸く見える丘)と、銚子電鉄名物
濡れ煎餅1枚サービス券がついているので、利用して損は無いでしょう。

以前は千葉交通バス・ちばこうタクシーの乗合路線を利用出来る銚子一日旅人パスという切符が
1000円と、バスも合わせて利用するには便利な切符も有ったのですが、
2015年2月現在、設定が無い状態となっています。

因みに、銚子電鉄は利用しない事になりそうですが「岬めぐりバス」というものも存在します。

銚子電鉄路線図

その2 醸造業 (銚子駅・仲ノ町駅)

ヤマサ工場

銚子は利根川水運の拠点。と、言うわけで関東地方の他の川沿いと同様に、醸造業が盛んです。
醤油工場では銚子駅が最寄りのヒゲタ、仲ノ町が最寄りのヤマサでしょうか。
銚子電鉄はヤマサの貨物輸送も担っていました。
仲ノ町では銚子電鉄の車庫見学等が可能です。
入場券を購入し(150円)駅員の許可をえて見学しましょう。
そして醸造業と言えばやはり酒ですよね。と、言うわけで酒については
新館のお酒シリーズを参照の事。

その3 飯沼観音 (観音駅)

観音駅周辺

本編で紹介した銚子市野球場もこちら。
駅名の由来でもある観音様と、駅舎のたい焼き、また大分さびれてはいますが旧商店街もこちら。
以前はたい焼きで一服している間に次の電車が来たものですが、時刻表を見る限り結構厳しそうですな。

お酒シリーズだと「銚子の誉」の最寄り駅がこちら。

その4 千葉ポートタワー (笠上黒生駅)

ポートタワー

これは沿線と言って良いのか微妙なのですが、私はいつも最寄り駅の笠上黒生駅で
電車の交換を眺めてから、2、30分程歩きます。
銚子駅からバスが出ているので(一時間一本)そちらの方が便利かもしれませんね。
と、言うわけでポートタワーについては後述します。

笠上黒生駅

笠上黒生駅は駅舎もある駅員配置駅です。
留置線には旧い車両が置いてあり、鉄分補給には宜しい事でしょう。
2014年現在はユ101澪つくし号が留置してある筈です。
写真は2008年頃なのでデハ101型ですな。

おまけ 君ヶ浜駅
君ヶ浜の最寄り駅。
君ヶ浜しおさい公園や、太平洋を眺めるには良いかも知れないけど私はあまり利用しない。
一日乗降人数も二桁。

その5 犬吠埼(犬吠駅)

犬吠埼灯台

犬吠埼灯台が一番有名でしょうな。徒歩5分程度。
灯台近辺に水族館や、観光用に掘削された温泉のあるホテル(日帰り入浴可)等が有ります。
また、少々歩きますが、地球の丸く見える丘展望館はぜひとも行ってみていただきたい。
満願寺等、詳細は機会が有れば後述

犬吠駅(改修前) 犬吠駅(改修後)

犬吠埼駅は駅員配置駅で、記念切符等もここで買う事が出来ます。
また、直営の売店は良心価格(いわゆる観光地税無し)で、銚電グッズや、
ぬれ煎餅等も購入できます。弧廻手形のせんべい引き換えもこちらで。
以前は駅前に廃車両を利用した喫茶店等も有ったのですが、老朽化で撤去されています。
銚子電鉄の各駅の中で(JR共用の銚子駅を除くと)一番規模が大きい駅で、
駅舎は(既に改修されましたが)関東の駅100選にも選定された駅であり、
駅前広場も広くなっています(夏場には浜焼きの屋台等が出ている事もあります)
本数が少なくなった銚子電鉄ですが、その1時間程の時間を駅で潰す事も充分可能です。

その6 外川漁港(外川駅)

外川駅

銚子電鉄の終点。以前は留置線に「澪つくし号」が留置されていました。
外川漁港〜屏風ヶ浦を歩くのも宜しいのですが、
そこまで足を伸ばさず今回は外川近辺。

みをつくし

NHKの朝ドラ「澪つくし」の舞台となった銚子ですが、
駅を出て漁港に降りる下り坂や、その近辺は歩くだけで充分楽しい。
また、外川漁港は静かないい港で、千騎ヶ岩等犬吠埼近辺、屏風ヶ浦から少々離れてますが
地質マニアにはたまらない砂岩岩礁があったりします。

千騎ヶ岩

あとはこれまた地質マニアにはたまらない断層も見えるでよな犬岩。
(義経との別れを悲しんで吠えた犬が岩になったそうですが。犬吠の地名由来の一説ですな)
ここをぐるっと回るだけでも充分楽しいのです。

銚子は、近年ジオサイトに認定された事からも地質的に色々楽しい所が多いのですが、
ここの観光案内をいわゆる観光地然とした部分を主として紹介するか、
鉄分を全面に押し出して紹介するか、町のよさを紹介するか、
そしてこの地質的に楽しい部分を紹介するかによって、
観光案内の内容が全く変わって来る面白い場所です。
(因みに九郎判官義経伝説を中心に、歴史メインで紹介しても面白い)
普通は色々なものを絡めて紹介するのですが、文才の無い( ゚ プ)ですので、
取り敢えずまとめないで思った事を次々紹介していく事にしましょう。
ただ、取り敢えず「銚子電鉄中心に」を真ん中に置いてはいるつもりなのですが・・・・

と、言うわけでザクっと銚子電鉄を中心に案内しました。
機会が有れば各部の細かい部分をサクッと紹介ましょう。
正直この時点で既に球場シリーズを逸脱しているので、ここでやるべきではないなぁとw

まぁ、オススメ楽々コースは銚子電鉄利用、弧廻手形を利用し、
犬吠駅→犬吠埼・灯台近辺周遊→外川漁港へ行き周遊→観音でお茶・飯沼観音へ→銚子駅近辺をブラつく。
少し歩いていいなら
1犬吠駅から満願寺→地球の丸く見える丘へ行く
2笠上黒生からポートタワーまで歩き、帰りは銚子駅・観音駅までバスを利用する(又は逆)
をオプションで入れるといいでしょう。
ポートタワーは往復ともにバスでもいいのですが、その場合は銚子電鉄は利用しなくても良いかも知れません。
銚子駅→バスでポートタワー→バスで飯沼観音→陣屋から町並みを眺めつつ歩く

土・日のみの「岬めぐりバス」の利用も頭に入れておくと良いでしょうな。
あと、レンタサイクル等も有りますのでそういうのも面白いかも知れません。

一度書いてボツにした為、先程の部分と被りますが銚子への交通。
基本特急が便利ですが、近年本数が減った為鈍行を利用する事も有るかも知れません。
また、高速バスは犬吠埼まで向かう便も有るため、そちらも便利でしょう。

東京〜銚子の交通機関比較
JR 特急1h45m 鈍行3h前後(乗換時間等により前後)
乗車料金 2270円
指定席特急料金1860円
合わせて4130円

高速バス(京成・千葉交通) 2h30m〜2h40m
2550円
(佐原経由と旭経由の二種類有り)

長所短所
JR特急は東京駅以外からのJR利用や企画切符利用の場合利便性が高い。
料金は1600円程割高だが車内移動や車内販売等の自由度は高い。
2015年改正での本数の激減が厳しく、料金的にも正規料金では割高。
鈍行は時間がかかり、乗換も有り、居住性も悪いが安くコース・ルート選択の自由度が高い。
高速バスとの300円の差をどう見るか。

高速バスは閑散時でも一時間二本の運行。正規料金でJR特急より割安で、鈍行よりは座り心地の良い座席。
また、犬吠方面や、旭・飯岡・佐原・小見川・酒々井アウトレットモール等の利便性が高い。

近年千葉から銚子へ向かう高速バスがほぼ廃止状態になりましたので、
千葉近辺から銚子へ向かう場合は鉄道一択でしょう。
また、京葉線沿線からでは外房・東金線経由の成東行きも有りますが、現在本数が少ないので
やはり総武線沿線に出た方が楽でしょうか?
千葉からなら鈍行利用でもそこまで不便では無いと思います。

本編
おまけ1 改修前後の違い、球場周囲
おまけ2 野球場への道順について


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('15 11/12作成)