この野球場含む石巻市総合運動公園は、2011年3月11日発生した東日本大震災の復興・復旧支援の為
自衛隊の宿営地・物資集積場として使用され、自衛隊撤収後は仮設住宅等復興支援に使用されています。

野球場自体はフィールドに改修を施され2013年より野球場として供用されています。

2011年以前に作成したページはこちら

このページは本編。オマケ・交通に関してはこちらです


石巻市民球場

石巻市民球場

古くから仙台藩の港町として栄え、その後も新港建設で日本有数の漁港・商工業港として発展した
石巻市中心部より北に5キロ程離れた平地の中に開かれた石巻市総合運動公園内に有る自然あふれる( ´ フ`)野球場です。
駅からも距離的に遠く、バスはあるものの少々使いづらいというイメージが有りますが駐車場も広く、観戦施設もソコソコの好球場です。

石巻市でもいわゆる「北上川対岸」の農業用地、未開発地に有る為周囲には何も無い場所だったのですが、
現在では石巻商業高校、石巻専修大学、ルネッサンス館等色々と出来始め、
08年頃には球場周辺では区画整理が始まり宅地やコンビニなど、大分街が出来てきました。
また、2011年発生した東日本大震災の被災者を収容する仮設住宅も数多く建てられ、
球場完成当時と比べると大分風景が変わっています。

球場前の造成中の地区

↑2008年 ↓2013年

造成中だった地区

以前はよく「水押球場」と間違えられたという話をしましたが、
さすがにこれだけ時間が経つともう間違えられる事は無いでしょうね。
因みに現在水押球場は震災復興の為球場として利用はされていません

球場シリーズ その石 石巻野球場(水押球場)

さて、話しを戻して・・・・ある程度発展した現在でも、やはり交通の便は微妙。

バスで向かう場合は石巻専修大方面のバスが一時間に一本あり平日は便利なのですが、
落とし穴は休日。一日5往復に激減します。
以前は平日でも学休日にはほぼ同様になるため結構な罠だったのですが、
現在は「学休日運休」表示は無くなっています。

時刻表(2015年現在)

(市内循環以外が球場へ向かうバス、現在はダイヤが改正されているかもしれません)

2013年の時刻表

運動公園から石巻駅行きの時刻表。うん。激減しますな。

また、仙台(県庁市役所)〜石巻専修大の高速バスが最寄りの「宮城水産会館」バス停に停車するので、
仙台からの公共交通機関利用ではかなり便利なのですが、これまた平日のみ運行です( ´ フ`)

水産会館バス停

バス停の奥に見えるのが運動公園正面。かなり近くです。

まぁ、交通については、交通の段を参照下さい

さて、バスで向かったとして、バス停を下りると立派な門が待ち構えておりまして、
その奥に野球場が見えます

門

その門から入り、左右を眺めるとフットボール場やら広い芝生グラウンドやら、
色々な施設が有り(芝生グラウンドを横切ると怒られるので注意)
やはり国体へ向けて気合を入れただけ有り、綺麗な施設が続きます。

球場を正面から見ると、まあどこの球場でも有る様な、正面が事務所・施設入り口、
そして左右に階段がという構造なのですが、高校野球開催時は右の階段で入場券を販売しています。
正面事務所には公衆電話やら多少有るので、関係者以外立ち入り禁止にはなっていません。
(でしたが、2013年夏の大会では関係者以外立入禁止になっていました)
ここでキャンプでもしたのかヴェガルタのユニが飾ってあったりサインが飾ってあったり。

また、「TOMODACHIプロジェクト」関連か、メヅャーリーグ系のものも飾ってありますね。

チケット売り場は右手テント 事務所

さて、この球場について触れるなら取り上げなければならないのが2011年の震災関連。

2011年3月11日に発生した東北太平洋沖地震による津波の影響で太平洋沿岸は全国的に大きな被害を受けました。
この石巻市も例外ではなく、牡鹿半島はじめ内湾部に有る市街地も大規模に冠水するなど大きな被害が有り、
石巻日赤病院も近く被害が比較的少なかったこの地区は運動公園を中心に
自衛隊の活動拠点となり、芝等が大きく損なわれました。

球場シリーズで紹介した他球場でも、岩沼臨海・多賀城大代・一高第二グラウンドや
直接的な津波被害が有った球場以外にも仮設住宅用地として使用されている
多賀城公園・石巻水押、地震自体による施設破壊が顕著だった東北電力愛島等
宮城県内では多くの野球場が使用不能になり、その為南郷・蔵王・柴田等
それまで県大会クラスでは使用されていなかった球場が多く使用されるようになっています。

ロゴなど

さて、そんな中この石巻市民球場は自衛隊撤収後の復旧工事に
TOMODACHIプロジェクトから支援を受け、総人工芝への張り替えを含めて大きく様変わりしました。
まぁ、球場外周にはまだ波うっている場所や陥没・隆起した場所も有るのですが
球場施設自体は充分に使用出来ます。 (2015年に補修を確認)

入り口段差 2015年

第95回記念大会では、復興アピールも兼ねてこの球場で開会式が行われ、
準々決勝まではほぼメインスタジアムとして利用されました。
まぁ、正直スタンドの狭さ(と、遠さから)から観戦環境は結構厳しかったのですが
周囲の仮設住宅の住民の皆様が多く観戦にいらしてまして、まぁそういう点では成功かなぁと。
朝日新聞記事より

では球場に入りましょうか。

外野スタンドはこんな感じ

外野方 外野席

まあこの手の球場の典型的な内外野芝生席ですね。
芝生席とスタンドの間にブルペンが有るのもまんまですな。

プルペン

この手の野球場の場合、バックネット裏、内野スタンドを大きくすると
内野方芝生席の一部からグラウンドが見づらくなる為、
普通ブルペンや通路を挟む事が多くなります。
それをあまり考えないと福島県の信夫ヶ丘球場のようになりますな。
(この辺は後日紹介でしょうな)

内野スタンドはこんな感じ。

内野スタンド

まあ、何て言うか、この手の球場の典型的な(りゃ スタンド(りゃ
この球場独特の所と言えば、屋根が無い事くらいでしょうか。
椅子はFRP独立椅子。背もたれはありません。

バックネット裏からの風景

バックネットは黒の溶接金網。まあ、典型的(りゃ フェンス(りゃ
(2013年7月23日 仙台一-宮城農戦)

フィールドは内外野ともに人工芝に張り替えられました

フィールド

ちょっと芝足が長すぎるのか随分滑りやすいようで、2013年シーズンでは良く選手がツルツル滑ってました

続いてはスコアボード

新スコアボード

2014年シーズンに、生意気にもLEDタイプの電光掲示板に改装されました。
人工芝、照明等含めて地方球場としては破格の設備となりましたな。
まぁ、余所を見てみると、古いのに無駄にLED電光掲示の市川国府台など
近年ではそれほど珍しくはなくなっているのかもしれませんが、取り敢えず宮城県では唯一です。
(宮城球場は除く)

市川国府台のスコアボード

オマケ。市川国府台球場のスコアボード。ごらんの様に電光掲示です。

文字表示

一面電光掲示になった為、このような使い方も出来ます
得点表示部分は10回まで、H・E表示有りで、選手名・審判名表示部分も一枚のスクリーンの為、
DH・線審表示にも対応出来ます。
高校野球では点灯試合になると線審をつける必要が有るため、
もし、以前に点灯試合が行われた場合は線審名が表示されなかった可能性が有るのですが、これで安心。

因みに2015年秋季に、仙台市民で点灯試合を観戦しましたが線審非対応のボードであった為、案内はありませんでした。

また、カウント板はBSO方式になりました。
バックネット裏にもBSO表示有り。この辺は基本ですな。

このスコアボードに改装される前はこちら

旧スコアボード

得点表示部分は電球、チーム名、選手名他は手差しパネルです。 得点は10回まで、H・E表示は有りません。

SBO、HEFcカウント板のランプは比較的輝度も高く、見易くなっています

ナイター照明は遠景から見ると良く判りますが、内野二本、外野二本です。
このあたりはアマチュアでの利用が前提で、さらにアマチュアの試合でも
ナイターで公式戦をやる事を前提に作られては居ないのかな?と思います。

遠景

しかし、それでも両翼100Mセンター122Mは充分な広さ。
21世紀になってから新たに出来た球場なので、勿論私はプレーした事は有りませんが、
良い球場ですねぇ。

しかし、自分らの時はギリギリラインの時代だったなぁw
あと1、2年あとに生まれてたら利府とかも使っていただろうに。
普通に公式戦で評定河原や、○○高校グラウンドとか有ったからなぁ。
今では日程が詰まった時位しか使わないだろうけど、あの夏野球やると
ボールを見失う位雑草が生い茂る評定河原は今使ったら面白い事になりそうだw
センター100M位しかないしw

データ

両翼100m
センター122m

内野スタンド1300人
外野芝生席8700人
合わせて10000人を収容

内外野ともにロングパイル人工芝

ナイター設備 照明塔内野2基、外野2基

以上は、石巻市より

オマケ・交通に続く

はつひだファンクラブ野球課へ


('09 07/08 作成 '09 11/04 '11 08/01更新 '13 08/05書き直し '15 07/23オマケ・交通分離、スコアボード改修追加)